5月5日(水)~7日(金)

 5月5日。
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 お弁当持ってお山に登ろう。近くの双ヶ丘へ、甥と姉とおっとと。
 おっとの念願だった。故郷の町では毎年こどもの日に山登りが行われていたそう。
 二歳の甥にとっては、百メートルの丘でも立派な山。
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 頂上でお弁当を広げて「いただきます」。のびのびとしたごはんは大人にとってもこどもにとっても美味しい。
 ひょいひょいと木に登るオジに羨望の眼差しを向ける甥。
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 おっとと私に手を引かれ、二歳児は頂上まで休みなしに登りきった。それどころか、足なんかふらふらになって正座みたいにへたり込んでも下りまで自力で歩いたのだった。おとこの意地、恰好よい。

 ワリードからメール。イラクで米軍に捕まったままずっと連絡がつかないでいた。無実なのに兄弟で牢屋、そんなことが当たり前の顔してまかり通っている。
 拘束の顛末など一言も書かずに何てことはないオクラの話だけするところが、ワリードと私の関係だなあと感心する。

 『はじめてのおつかい』(林明子)を、日になんべんも読んでやる。
 この絵本は姉がすきだった。私もよく憶えている。
 おっさんが「たばこ」と怒鳴る節やおばちゃんが「ぺちゃくちゃ、ぺちゃくちゃ」と喋る場面、甥の気に入る。

 5月7日。
 雨。夜、大阪から帰ったら甥は早速ご機嫌さんに。

 桂米朝さんが高座で披露なさっていたおでん屋のたてまえ(売り口上)の唄を、おでんを甥の名に替え、今回はずっと歌っていた。甥はたいそう気に入る。求められるがまま何度も繰りかえして歌う。
 ふと、最後の節を原曲のまま「おでんあつあつ~」と間違える。そのクライマックス部には甥の名を高らかに歌い上げねばならないのだが。甥はそこを待って、それまでの長い唄をじっと聴き入っていたのに。甥っ子、思わぬハプニングに苦虫を噛み潰した顔になる。
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# by smoke-kaori | 2011-03-01 10:23

5月2日(日)~4日(火)

 5月2日。
 岡崎の権太呂にてお昼ごはん。
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 その後おっととビーガンフェスタへ。京都に作られてしまいそうな下世話な水族館のこと、毛皮など動物虐待のこと、色んなブースを見て回る。植物性の食べ物とビールひっかけつつ。

 5月3日。
 甥はただいま、いわゆるトイレトレーニングの真っ最中らしい。大人達の期待が大きく、かえって意地を張ってしない。
 私が率先しておまるに座ったり「一緒に座ろう、一緒に座ろう」と歌うと、ともに座ってくれる。座りながら、絵本を読んだり庭を眺めておはなしを作ったりしてやる。そのうち、きゃおさん(私)と一緒でないとおまるに向かわなくなり、困る。

 「鴻池の犬」よろしく裏庭のお日さんのもと「しーこいこい」とささげるが、おしっこせず。日なたにおまる出してやる。
 裸になって水浴び。日差しきつく肌やられる。水の流れに興味津々。
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 オジ(おっと)のハーモニカとギターの弾き語りに、ギター大好き甥っ子はびっくり仰天。
 オジときゃおさんがお尻ふりふりいつも歌う「オジ、オジ、オージオジオジ」の豪華演奏版、童謡唱歌の類など。
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 裏の畑もお手伝い。
 といっても、ブロックの穴に土を入れるのがお気に入り。穴の好きなこども。
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 それにしてもこの貫禄。南米辺りの指導者にさせたいくらいだ。
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 5月4日。
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# by smoke-kaori | 2011-02-27 10:57

4月26日(月)~5月1日(土)

 4月26日。
 発熱、三十九度を越える。こんなに熱が出たのは本当に久しぶりで、私は心底、嬉しかった。
 だらだらと微熱が終らない体質が、もう何年も続いていた。巣鴨の司生堂クリニックの先生も目黒身体均整院の先生も陽だまりのまりこさんも、私が医療的に頼る皆さんは、生きる力の極端に少ない私の身体を直接的あるいは間接的な言葉でもって心配なさった。
 高熱を出せるほどはつらつと元気になれたのだ。もう大丈夫。この熱に感謝を。
 おっとが小松菜を買って来てくれる。頭の下と上に並べて眠る。気持ち好い。シュールなんだろうな。
 この熱に感謝して、大切に付合って、存分に働いてもらう。

 4月29日。
 高い熱を出した後、明日はお寺の手伝い日という晩に夜通しめおと喧嘩をして、お弁当は果物を切っただけになってしまって朝食も食べられないでふらふらになったところへ、おっとから醜い言葉を浴びせられる。
 正午におっとがお寺に現れた。おにぎりと絵手紙を置いてすぐに退散してゆく。白ごはん、食べられへんのに。けど、握りたての味とぬくもりがした。人参のぬか漬も不器用に切ってある。絵手紙には大粒の涙をたたえたひこにゃんが、こちらを見上げて「ごめんなさい」と謝っていた。

 5月1日。
 庭のつつじがどれも満開に。
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 姉と二歳になったばかりの甥がやって来た。
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 おっとと甥が土いじり。大きいスコップと小さいスコップ。
 甥はおっとを「オジ」と呼ぶ。私のことは甘い声で「きゃおさん」と。
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# by smoke-kaori | 2011-02-22 15:54

4月18日(日)~25日(日)

 4月18日。
 のどは痛くないものの、かゆくてせきが出る。春は命が芽吹く季節だから私の生命を奪う。今年は例年ほど春は憎くはないけども、それでもしんどいのかな。
 ずっと寝る。
 「ジュマペールバグダード」を聴く。歌う。王女バグダードはどこへ行ってしまったの、というような。
 私もバグダードを歌いたいと思う。作詞しておっとが作曲して二人でやるか、とかなんとか。

 「ちりとてちん」の再放送に夢中になっている。

 4月19日。
 膝の痛いのがどんどんひどくなっている。これが年寄りの悩む、膝の痛みなのか。初めて理解した。

 白いやまぶきを知る。
 白いのは黒い実が生(な)る。黄色の花のは実は生らない。「すぐに育つしお庭に持って帰ってみる」と聞かれるも、作庭のセンスまるでなく躊躇う。
 沙羅双樹の若葉がいつの間にかさわさわと生い茂っている。春。鶯も、上手に啼くようになった。二月の暖かい時分なんかにぴーぴー練習していたのにな。
 橙色の明るいカーデガンを羽織っていたら、一日中、蜂に追いまわされる羽目となる。

 食後の皿洗いも母に頼み、PEACE ON定時総会の書類作り。予算表のエクセルをワードにひっつけたりしながら、アフガンで消息不明とされる常岡浩介さんのその後の情報はないかと久保田弘信さんのブログを見、小沢健二君の「ひふみよ」のページを繰ったりする。なのに馬の骨の音楽を流したりして。ラヴ!とかなんとかワードに打ちたい気持ち。佳恵の引出物のグラスに焼き芋焼酎を入れるも、魔法瓶にはほうじ茶もあったりして。脈略ない!
 「全ての言葉はさよなら」を繰りかえし聴く時はやばい証。数日前に書いたヘバとの別れをつづった文章を見返す。これを私は号泣して書いたのだった。恥ずかしいけど真実。

 おっとはまだ帰ってこない。お寺から戻った私に色々とどうでもいいこと聞くのがおっとやのにな。
 片足をつかまれて歩行を妨げられるような感覚。どうでもいい。
 お風呂でぬくもったら少しは膝も楽かしら。それでも根本的にどうにかせんとなあ。

 引き続き総会資料の編集を続ける。

 この家で当たり前の顔して夜更けにやかんに火にかけるとか、我にかえればびっくりする。十年前は帰ることはないと思っていたはずだのに、まさか、伴侶ひき連れまた住むなんて。

 4月21日(水)
 『赤ちゃんにおむつはいらない』(三砂ちづる)読書。おしっこは、「緊張の緩和」(桂枝雀)だ!

 言葉は情報じゃない。コミュニケーションツールなんかじゃない。ともすれば、そうなるように行ってしまう。現代社会の、情報社会の流れというもの。そうならぬよう、踏ん張る。

 「里腹三日(さとばらみっか)」と母に云われる。里に帰ったおとこは三日間うちのものを食べたがらないという。おっとはいかがか。

 4月22日。
 再出発記念、やろう。記念イヴェント。みなみ会館を真似てそう思う。

 印刷、終わり。
 ひとまち交流館はよいところ。気分好し。
 批判とか、待とう。

 4月23日。
 落語ファンとして、私はあかんと思う。演じてはると、どうしても枝雀落語と比べてしまう。いわば基準に、なってしもてるんやね。

 市大からの帰り、大阪で環状線が事故で止まる。地下鉄に乗る。振替輸送。
 定期を持つ乗客しか振替輸送しない東京の仕組みって何やったんやろうか。疑わしき者は振替せず。誰のための交通やと解せないまま。

 4月25日。
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 おっとは裏庭で畑仕事。
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 京都人は木の芽への愛情に狂っている。あしらう程度に料理に添えるのではない。こんもりと山盛りに盛付けて食べる。ひとまずは白味噌なんかと炊いて木の芽味噌を作っておこう。
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 ばらんは日陰に生えたもののほうが青々ときれいで、料理に映える。
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 ブルーベリー、花開く。かつて父の定年を祝って贈った木。
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 茂る、茂る。炊かなくては。
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 十薬(どくだみ)を干してお茶にするのは梅雨明けのほうがよいかな。
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 東京で農園を習っていた加藤義松さんのご本がとっても役立っている。
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 灰も肥しにしたい。
 昔はこんな道具なくとも焚き火できたのに、近年は近所から灰がとぶと苦情が舞込んできそうだ。
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# by smoke-kaori | 2011-02-22 14:45

4月10日(土)~17日(土)

 4月10日。
 藤森のちいろばへ。
 夜は東京からの猪さんとお食事。猪さんご機嫌。

 4月11日。
 鴨川と桜と北の山並み。
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 キッチンハリーナに札幌のんちゃん来る。渡米前のお話。

 4月15日。
 いわき、仙台、気仙沼へ向けておっと出立。

 4月17日(土)
 遅くまで寝ていたが、何ともったいない生き様やろと起きる。洗濯機二度まわす。
 冷たい雨が終わり、今日はほのかに暖かい。

 裏の家の改築工事、塀のほんぎりぎりまで建ててきよる。うちの敷地内にあるうちの塀なんだから、はっきり言ってうちの敷地にはみ出とる。

 Heaven Bound With Tony Scottiを聞きたくなる。春なんだな。
 最近では音楽を、ことに歌声のあるやつを聞く気がしなかった。かけてもすぐに止めた。小沢健二君のほかは。ちょっとキリンジ。あとは落語ばかり。

 鼻をぐずぐずいわせせきこんでいたら、父に「代わりに風邪ひいたんか」と云われる。
 東北は雪。父母ともにおっとを心配してくれる。

 Craving Explorerで、持っている音楽データをMP3に変換。Azymuth、Barbara Acklinなど懐かしく聞く。馬の骨の「燃え殻」も。

 おやつは冷凍の焼き芋。安納芋。前に取り寄せた九州の芋焼酎の会社から送られてきた。「焼酎たのまなしゃーないな」というような。
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# by smoke-kaori | 2011-02-13 10:36


日々の食卓そのまわり (写真は、仲良しイラク娘のヘバ。たくさんの絵を贈ってくれた2009年秋シリア)


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